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私道に接する家を建てた。メリットとデメリット。実際にあったトラブル。

子供が保育園に入るタイミングで家を建てたのですが、唯一接している道路が5世帯で共同所有している私道です。

実際に住み始めて2年が経過し、メリットとデメリットが見えてきましたが、個人的にはメリットのほうが大きいと感じています。

それぞれの理由と感想をご紹介していきます。

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上の画像は我が家が隣接する私道。車が通らないので、かけっこし放題です。

私道とは

個人個人が所有している道のこと。

反対に市などが所有する道を公道といいます。

私道のメリット

交通量が少ない

基本的に土地所有者の関係者しか道路を利用しませんので、ほとんど車の通りがありません。

公道に家が面していると、後続車が気になって駐車を焦ってしまうことがありますが、私道の場合は自分のペースで駐車することができるので、駐車が苦手な人でも落ち着いて駐車できます。

車の通行量が少ないということは生活環境でもメリットがあり、騒音問題に悩まされたり、排気ガスが気になったりする必要もありません。

特に小さい赤ちゃんがいる場合は、クラクションの音や選挙カーの音などで寝かしつけ中の子供が起きてしまうと、とてもストレスなのですが今の土地に引っ越してきてからは、このような悩みは発生していません。

共通の遊び場として使える

車が通りませんので比較的安心して遊ばせることがせきます。

我が家の場合も近所の子供たちと一緒にキャッチボールなどをして遊んでいます。

自宅の庭でキャッチボールをしようとすると、かなりのスペースを確保する必要がありますが、道路の場合は数十メートルの長さを使うことができるので、余裕で遊ぶことができます。

その他にも自転車や競争の練習、バドミントンなども道路を使って遊ぶことができます。

引越ししたばかりで子供たちが馴染めるか心配がありましたが、前面が私道のおかげで、早い時期から近所の子供たちと仲良くなることができました。

土地の購入価格を低く抑えることができる

公道に接している土地と比較するとかなり安価で購入することができます。

資金的に余裕のなかった私たちとしては初期費用を抑えることができたので助かりました。

私道の場合は将来的に舗装の費用などを自己負担しなければならないリスクがありますが、初期費用の安さと比較すると利益の方が大きいのではと思います。

私道のデメリット

工事に許可が必要

私道を工事する場合は他の所有者全員から許可を得る必要があります。

そのため新しく家を建てる場合は事前の道路状態と造成後の道路の状態を確認しておく方が安心です。

工事費用の負担が必要

公道に穴やひび割れなどがあれば役所が修理してくれますが、私道の場合は所有者全員が修理費用を負担する必要があります。

道路の舗装が必要な場面はまれですが、発生する可能性は考慮しておく必要があります。

個人トラブルの可能性がある

修理費の負担割合や通行のことで個人と揉める可能性はゼロではありません。

家を建てる前には土地の所有者数や自分の持分割合などはしっかり確認する必要があります。

我が家で起きた私道のトラブル

道路が綺麗に舗装されていないために我が家の建物付近に大きな水たまりができてしまっています。

私の全額実費で道路を舗装することを目の前の住民に提案したのですが、あちらに水が流れていくことを心配されて、道路工事の許可を得ることができませんでした。

結局現在も水たまりの問題は解決できていません。

私道は複数の世帯で共有することがほとんどなので、自分の意見だけで修理するか否かを決定できないのは私道のデメリットの一つだと思います。

まとめ

こちらの記事では私道に接する土地に家を建てた場合のメリットとデメリットを紹介しました。

メリットの要点をまとめると

  • 交通量が少なく騒音や排気ガスのリスクが少ない
  • 子供たちの共通の遊び場として使える
  • 土地の購入費用が安い

デメリットをまとめると

  • 工事費用を負担する必要がある
  • 工事する場合は他の共同所有者の許可を得る必要がある。

土地を購入する際に避けられることの多い私道ですが、子育て世帯にとってはメリットの方が大きいのではと感じています。

その一方で潜在的なリスクも抱えていますので、購入の前にはしっかりと不動産会社やハウスメーカーと打ち合わせをしておく必要があると思います。

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