我が家は夫婦2人と小さな子供3人の合計5人で暮らしています。
長男の入園前に21坪3LDKの小さな平屋を建てました。
国土交通省の「住生活基本計画」を参考にすると、1人あたり25平米(約7.5坪)程度が快適に暮らせる広さということなので、本来なら40坪程度必要なのですが、今のところ21坪でも全く窮屈さは感じていません。
とはいえ21坪の広さで3LDKを取り入れようと思うと、当初考えていた間取りをいくらか切り詰めていく必要がありました。
我が家が取り入れた間取りの省略方法をご紹介します。
我が家で取り入れたこと
コンパクトな子供部屋
2部屋ある子供部屋は 畳と勉強机とベッドが置ける最低限のサイズにしました。
子供たちが自分の部屋を使うのは小学校中盤から大学生くらいと考えると12~13年くらい。
30代で家を建てた場合は60年近く住むことになりますので、子供部屋として使うのは五分の一程度です。
子供部屋をコンパクトにした分、家族の共用スペースを広くすることができました。
3番目の子供が部屋を欲しがる年齢になったら、現在蔵として使っている+αの部屋を改築しようと考えています。
コンパクトなリビング
リビングは16畳程度です。
我が家は床で食べるスタイルなので、ダイニングテーブルを置くスペースは作らず、将来のためにカウンターテーブルだけ設置しました。

16畳という数字だけ見ると一般的なサイズと比べて狭く感じるかもしれませんが、天井を高くしたことと、大きな掃き出し窓を2つ付けたことで全く圧迫感がありません。
リビングを広くすると、デッドスペースが増えてしまうことがあるので、効率的に収納を確保しようとするとコンパクトなリビングは効果的です。
最小限の広さですが、テレビ台、食卓、ソファーを配置しても通路はきちんと確保できています。
玄関を開き戸にする
当初はスライド式の引き戸を検討していたのですが、開き戸と比較すると倍近い玄関スペースを確保する必要があることから、最終的に開き戸を採用しました。
一般的に扉自体の値段もスライドドアの方が高くなりますので、予算を抑えたい場合には開き戸がおすすめです。
畳部屋を作らない
客間や小上がりの畳スペースを候補から外したことで本当に必要な部屋だけを確保できました。
客間はリビングで十分代用できますし、子供が小さい内はおむつ交換やミルクの吐き戻し、嘔吐などありますので、畳スペースは我が家では使いこなせなかったと思います。
後付けの畳収納などもありますので、将来畳スペースが欲しくなったら購入しようと思います。
階段下収納を活用する
階段下に収納スペースを作って生活用品の保管+ルンバの待機スペースにしています。
散らかった家にはしたくなかったので、収納スペースの確保は最優先で考えました。
窓を多くする
トイレやお風呂なども含めて全ての部屋に必ず1つは窓を設置しました。
外の景色が見えるだけで部屋が広く感じますし、自然な日の光や風を取り入れることができるので、子供たちの健康的にも良いのかなと思っています。
物を増やさない
子供が小さい現在だとおもちゃが部屋を圧迫しがちですが、物が散らからない収納方法や、物を増やさないために玩具のレンタルサービスなども活用しています。
その他の生活用品に関しても無駄なものは買わない、不要になったものは早めに処分する、を心がけています。
まとめ
21坪の広さでも、贅沢をしなければ十分必要な間取りを詰め込むことができます。
コンパクトな平屋にしたことで、建築費用+土地費用を抑えることができましたし、家族の距離感を近づけることにも繋がったと感じています。