独身時代に2回。子供ができてから再度1回。合計3回観た大好きな映画。
見るたびに映画の印象が変わっていったが、何度見ても最高の映画だと再認識させられた。
それぞれ回数ごとの感想を語りたい。
あらすじ以外のネタバレ無しでご紹介しますので、ぜひ皆様もご視聴ください。
インターステラーとは
監督 :クリストファー・ノーラン
出演 :マシュー・マコノヒー
アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャスティン
あらすじ:地球は作物が育たない不毛の星となりつつあるため、居住可能な星を探すべくロケットを開発中である。ロケットのパイロットとして白羽の矢が立った主人公は幼い子供二人を残して宇宙へと飛び立つ。
一度視聴した感想
映画館で視聴したのだが、作りこまれた設定と壮大なスケールで描かれる映像の美しさに感動した。
宇宙を題材にした映画と映画館との相性は抜群だと思う。
3時間近くある映画なのだが、視聴後は凝縮された一人の人生を追体験したような充足感を得た。
二度視聴した感想
地球に残された子供たちの悲しみと、宇宙に出発せざるを得なかった父親の後悔の念に共感して胸が苦しくなった。
物理学的な知識が存分に繰り広げられる、まごうことなき「SF映画」なのだが、この映画のメインテーマは「愛情」である。と思う。
三度視聴した感想
三度目にもなるとある程度冷静な感情で視聴できるようになった。
主人公は「今の子供の人生」と「将来の子供の人生(地球の存亡)」を天秤にかけた結果、苦渋の選択で宇宙へ旅立った。
と、私は思っていたのだが、主人公は割とウキウキで宇宙へ出発しているようにも見える。
私自身に子供ができたこともあり、「今いる子供たちとの時間」を選択しなかった主人公に共感し辛くなったのだと思う。
出発した結果なんやかんやあって色んな葛藤はあるのだけれども。
主演がマシュー・マコノヒーなのも、こんな印象を受ける一因かもしれない。彼に「良き父」のイメージが薄いんだよ。
私の足りない頭では三度視聴したくらいで、やっとこさ全体の結びつきや、事象の説明に理解が追い付いてきた。
綿密に考えられたストーリーである。序盤の伏線が綺麗に回収されていく作りに鳥肌が立つ。
まとめ
子を持つ父親としては涙なしには見れない映画である。親を持つ子としても涙なしには見れない映画である。
宇宙映画のなかでもトップクラスに面白いので見視聴の方はぜひ観てほしい。