子供から「ペットが飼いたい」と言われて、我が家では金魚を飼い始めました。
本当はハムスターや犬を飼いたそうでしたが、まだ次男が小さいこともあり、親も子も世話ができそうにないので、金魚からスタートです。
当初は普通の水槽で飼っていたのですが、だんだん水替えなどが大変になってきたので、アクアポニックスという方法で飼ってみることにしました。

アクアポニックスならほとんど手入れ不要です。
アクアポニックスとは
水槽で魚を飼うのと同時に、水槽の上で野菜を育てます。
水槽の水が『水槽↔野菜の土』を循環することによって、
魚の糞が水とともに回収される→水槽が綺麗になる→水が植物に与えられる
→水分中の魚の排せつ物が野菜の肥料になる→植物が育つ→ろ過された水が水槽に戻る→
という感じで、魚と植物とでwin-winの関係を築くができるのですが、このような飼育方法をアクアポニックスと呼んでいます。
アクアポニックスのやり方

アクアポニックス専用のキットが販売されているので、魚と植物を追加するだけで始められます。
植物が小さいと、ろ過が間に合わずに水槽が汚れる場合があるので、最初の内は水の入れ替えが必要です。
室内で育てることを前提としたキットになっているのですが、室内だと日の光が足らずに十分植物が育たないので、付属のLEDライトを使って光を与えてあげます。
アクアポニックスのメリット
手間がかからない

水槽の水換え、植物への肥料・水やりなど、全てが自動化されるので、飼い主はほとんど手間がかかりません。
我が家の場合も数か月に1度、水が汚れてきた段階で水替えするだけで済んで後はほとんどなにもしていません。
また、植物への水やりも自動で行われるので、水やりを忘れて枯らしてしまうミスも起こりません。
更に我が家では、餌が自動で投下される機械を購入したので、餌をあげ忘れたり、余分にあげてしまう心配がありませんし、旅行などで数日家を空ける場合も問題ありません。
自動餌やり機の紹介
設定した時間ごとに容器内の餌を自動で投下してくれます。
数日に1度、餌やり機の容器内に餌を入れるだけなので、ほとんど放置で大丈夫です。


植物を育てることができる

写真ではイチゴを育てているのですが、もう少しで食べれそうですね。
最近は物価高で食料品も高くて困っているのですが、アクアポニックスで野菜や果物を育てることができるので、家計的にも助かります。
また、魚の排せつ物を肥料として植物を育てるので、無農薬で植物を育てることができます。
自然を感じられる
植物と動物から作られる生態系を学ぶことができるので、子供の教育に良いと感じました。
魚にあげたエサが回りまわって野菜の養分になっているのは、大人が見ても興味深いです。
水を節約できる
植物への水やりは循環した水を使うので、水の消費量を抑えることができます。
臭いが少ない
室内で生き物を飼っていると臭いや衛生面がどうしても気になりますが、アクアポニックスなら、常に水槽内がきれいな状態が保たれるので安心です。
虫がつきづらい
土の代わりに、ハイドロボールという粘土を丸めた物を使って植物を育てます。
土と違って虫が湧きにくい素材となっており、虫が苦手な私たち夫婦にとっては大きなメリットです。
虫が付きにくいのは衛生的にみても有難いですね。

インテリアになる
見た目がおしゃれですし、植物を置くことで気持ちをリラックス させる効果があります。
我が家では白い外装の商品を購入しましたが、黒色の商品も販売されていますので、ご自宅の雰囲気や好みに合わせて選んでみてください。
アクアポニックスのデメリット
電源が必要
LEDライトや水中ポンプを使用するために電源が必要です。
このため、外での飼育は難しいと思います。
飼える魚の数に限りがある
魚の数が多かったり、サイズが大きかったりすると、植物による濾過が間に合わないので、水槽が早く汚れてしまいます。
キットの水槽に収まるサイズの魚なら問題ないはずですが、増やし過ぎには注意が必要です。
まとめ
こちらの記事ではアクアポニックスのやり方とおすすめの理由を紹介しました。
おすすめ理由の要点をまとめると以下の通りです。
- 水換えや、水やりが不要
- 臭いや虫が付きにくくて衛生的
- 同時に植物を育てることができる
- インテリアとしても使える
などが挙げられます。
仕事や子育てをしながらペットを飼うのは難しい場合がありますが、アクアポニックスならほとんど放置で大丈夫なので、忙しいご家庭にもおすすめです。
手軽に家の中で自然を感じることができて、生態系を学ぶことができるので、子供たちの教育面でも良い影響があるのではと思っています。
3万円程度で一式揃えることができるので、ぜひ検討してみてください。