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社労士資格はコスパが悪い?勉強してみた体験と感想。

私は経理が本職ですが、社会保険や給与に関してもある程度関りがあるので、本職に活かせれば、あわよくば給与アップできればと思い社労士の勉強を始めました。

しかし結果としては、やる気を維持できずに頓挫してしまいました。

やる気を維持できなかった理由や、コスパが悪いと感じた理由などをご紹介していきます。

デメリットについては事実に基づいて記載するように心がけておりますが、基本的には私の『負け犬の遠吠え』です。

気を悪くせずに優しい目で見ていただけると有難いです。

社会保険労務士試験とは?

8つの科目に分かれており、その内訳は以下の通りです

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労働管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

すべての科目がマークシート形式で試験が行われ、いずれの科目も合格基準点を満たす必要があります。

コスパが悪いと感じた理由

長期的な勉強が必要

独学ならおおよそ1000時間はかかると言われています。

1年経つと法改正が行われるので、基本的には1年間以内に達成する必要があります。

単純計算で1日3時間程度ですが、仕事と育児の合間に勉強しようとすると非常に厳しいノルマです。

合格率が低い

合格率が6~7%程度と低く、この中で独学合格した人は1割程度。

つまり1%くらいの人しか独学合格できない計算です。

合格できなければ当然来年受験する必要があり、法改正された部分は再度覚えなおす必要があります。

実務に活かしづらい

試験では1円単位の金額や法改正の年月日までも覚える必要があります。

頻繁に法改正が行われる社会保険制度において、現役社労士でもすべての金額を暗記している人は少ないと思われます。

会社での実務レベルであれば教科書を何周か読んで制度の概要を把握する程度で十分だと感じました。

転職に活かしづらい

社労士資格が転職に有利であることは間違いありませんが、勉強時間や合格難易度に見合った転職ができるかどうかは疑問に感じました。

リスクのある独立開業者ならば高給を狙える可能性もありますが、会社に雇われる社労士の平均年収は500万ほどだそうです。

求人サイトを確認しても社労士資格を求める求人はなかなか見つからず、多くの企業が社労士との顧問契約のような形を取っているものと思われます。

私が働いている会社でも月額数万円で社労士への相談料を支払っています。

未経験者が取得できても実務は難しい

社労士の知識があるからといって会社の総務がすぐにできるかと言われるとそうではありません。

実際の給与計算や社会保険の手続は会社独自に運用されている場合があり、制度の知識だけでは対応が難しいです。

そのため総務の求人を見ても経験者を採用条件としている場合がほとんどです。

社労士試験はどのような人に向いている?

何度も問題を解いて、細かな点まで暗記していく忍耐力が無いと試験に合格できません。

私は社会保険等の前知識はある程度持った状態で勉強を開始しましたが、あまりの暗記量に音を上げてしまいました。

それでも社労士試験に合格したいなら

総務の業務経験が無いならインターネットで講座を受講することをおすすめします。

独学では1000時間かかりますが、講座を受講した場合は一般的に800時間程度で合格ラインに到達できると言われています。

誤った方法で勉強すると1000時間を無駄にしてしまうリスクがありますので、合格者を多く輩出している専門家の指導に従って学習を進められるのは非常に安心感があります。

未経験で事務職に転職したいなら

特にこだわりが無く、事務職をしたいだけなら、経理の仕事がおすすめです。

経理職は全体的に人材が足りていないため、未経験者でも歓迎の求人が多く存在します。

一般事務と比べて専門知識を習得できるため、その後の転職にも繋げやすいです。

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