我が家を建てる際に平屋にするか二階建てにするか悩んだのですが、建築費用の関係から、家族5人で住むにしてはかなりコンパクトな平屋を建てることに決定しました。
21坪+蔵収納の小さなお家で建てる前は手狭になるのではと心配していたのですが、実際に住んでみると全く不便は感じておらず、非常に満足した生活を送れています。
特に小さいお子さんのいるご家庭にはおすすめできます。
私が感じた平屋のメリットとデメリットを紹介します。
平屋のメリット
階段の上り下りが不要
平屋と言ったら当然これが真っ先に思い浮かぶかと思いますが、階段の上り下りが無いだけで子育てがかなり楽になりました。
子供たちが小さい時は、帰宅時や、寝る前などあらゆるタイミングで「抱っこして」と泣きつかれるのですが、アパート暮らしの時は抱っこしたまま階段の上り下りをする必要があってかなり大変でした。
二階建ての場合、寝室が2階にくる間取りが多い気がしますが、毎日子供たちと一緒に階段を上がるのはなかなか大変だろうと思います。
安全
内階段のあるメゾネットタイプのアパートに住んでいたことがあるのですが、子供たちが目を離した隙に階段を上がらないか、階段から落ちてしまわないか心配でした。
平屋の場合はそもそも階段が無いので、転落による怪我の恐れがありません。
自分が高齢になった時のことを考えても、平屋は住みやすい家になるだろうと想像できます。
距離感が近い
みんな同じ階にいるので、黙っていても大体どの部屋にいるのか分かります。
遊んでいる子供たちを見失うことも無いので安心して家の中で遊ばせられます。
子供たちが自分の部屋を持つような年齢になってからも、必ず帰宅後に顔を合わせる間取りになっているので、ちょうど良い距離感で接することができるかなと思っています。
無駄な部屋ができない
私の実家は2階建てなのですが、私が社会人になってからは2階は完全に物置になっていて、ほとんど使われていません。
おそらく半分以下の年数しか2階を使えていないと思うのですが、ちょっともったいないですよね。
平屋ならすべての部屋が1階にあるので子供が巣立ってからや、老後になってからでも有効に使えるのではと思っています。
掃除が楽
平屋を建てることが決まってから絶対に買おうと決めていたのがロボット掃除機です。
平屋の場合はすべての部屋をロボット掃除機に任せることができるので、自分の手で掃除機を使うことはほとんど無くなりました。
ルンバを使わないちょっとした汚れの時はコードレス掃除機を使うようにしています。
掃除機を2階に持って上がる必要もありませんし、窓掃除も簡単で安全です。
地震や風に強い
地震や風による影響は建物の高さが増すほど受けるようになるので、平屋の場合は地震や風に強い家ということになります。
南海トラフ地震など巨大地震も想定されますので、地震に強い家なら安心して住み続けることができます。
平屋のデメリット
日当たりや換気
平屋で部屋数を増やそうとすると、どうしても建物の中心は日が当たらず、窓の設置もできないため換気も難しくなります。
我が家は東西に細長い平屋でコンパクトな作りなので日当たりも風通しもばっちりなのですが、日当たり風通しを確保しようとすると、間取りが制限されてしまう場合があります。
洗濯物を干す場所
2階建てなら2階のベランダに洗濯物を干している家庭が多いと思うのですが、平屋にはベランダがありません。
1階に洗濯物を干そうと思うと外からの目線が気になりますよね。
我が家の場合は思い切ってマイホームと一緒にドラム式の乾燥機能付き洗濯機を購入しました。
結果的に家事も捗りますし、保育園の洗濯物なども短期間で乾かすことができるので、購入して正解だったと感じています。
敷地面積が必要
2階建てと同じ床面積を確保しようと思うと、2階建てよりも広い敷地面積が必要になります。
このため、建物自体は安くても土地代とのトータルで高額になる場合があります。
我が家の場合は細長い土地を安く購入できたので、トータルでも平均的な価格よりも非常に安く建てることができました。
こんな人に平屋がおすすめ
- 小さい子供のいるご家庭
- 高齢な方のいるご家庭
- 単身世帯でコンパクトな家に住みたい人
バリアフリーな家に住みたい人や、建物を最小限にしたいと考えている人にはお勧めです。
まとめ
こちらの記事では実際に平屋に住んでみて感じたメリットをご紹介しました。
平屋で特にメリットを感じているのは以下の3点です。
- 子供や荷物を持って階段の上り下りをしなくて良い
- ロボット掃除機を使えば掃除が簡単
- 災害に強いので安心
アパートから平屋に引っ越してから子育てがかなり楽になりました。
これからマイホームを検討しているご家族は平屋も候補に入れてみてください。