現在はホワイト企業に転職できましたが、長男が産まれた時はブラック企業で勤めていま
した。
当時の会社の実態と、私が対処した方法をご紹介します。
・私が勤めていたブラック企業の実態
従業員数20名程度で親族経営の中小企業でしたので、社長や役員は王様のように振舞って
いました。
以下は、私がブラックだと感じた実例です。
・残業代の未支給
残業代は支給されませんでした。
というか、タイムカード式だったのですが定時に打刻することが義務になっていました。
・昼休時間中の引継ぎ
前任者が他部署へ異動していたため昼休みを使って引継ぎをさせられました。
・有給の使用制限
原則有給は許可されず、役員に直談判する必要がありました。
病気の場合は欠勤扱いになり減給されます。
・有給義務化への対応
2018年に5日間の有給取得が義務化された時は、会社規定の休日が5日間減少し、減少させ
た日に有給を取得させられました。
つまり法改正前と休日数が変わりませんでした。
・私が実行したこと
・無理やり定時で帰る
従業員は皆サービス残業をさせられていましたが、私はチャイムと同時に席を離れていま
した。
当然反感はあるでしょうが、当時は赤の他人よりも家族を優先させるべきだと感じていま
した。
同時に引継ぎも就業時間中にしてもらうように交渉しましたし、終業時間前に出社するこ
ともしませんでした。
・要領よく仕事をする
作業の期日を明らかにして、優先順位を決めることで、期限の遠いものは翌日に回すなど
心がけていました。
作業を見直して無駄な業務は排除していきました。
・転職する
1年程度経験を積んだ後、最終的には転職しました。
経験年数としては長くないですが、転職エージェントを使うことで、無事良い企業へ転職
することができました。
・ブラック企業でも対処できた理由
・専門性を高める
就職してからは自分の業務について専門性を高められるように意識して仕事をしていまし
た。
数か月してからは私しか知らない業務も増えてきたので、並行して自分の立場も向上して
いきました。
与えられた業務をこなせていれば、定時で帰っていても文句を言う口実がありません。
・人間関係を構築する
同僚や上司からのお願いに対して、無理な内容は断るべきですが、その他のことは極力承
諾するようにしていました。
普段から人間関係を構築できていれば多少の我儘は許してもらえます。
・人の目を気にしない
私の場合はブラック企業だと気づいた時から転職することを心に決めていました。
どうせ数年程度の関係なので、少々嫌に思われたとしても気にする必要はありませんし、
本来、法律違反をしている企業側が対処すべき問題です。
・まとめ
共働きが当然の世の中において、ブラック企業だということが理由で仕事だけに構ってい
たら育児なんてできません。
一馬力が主流だった年代の経営者達にはなかなか理解できない感覚なのでしょう。
個人的意見としては、ブラック企業なんて確実に時代に取り残されていく運命なので、将
来性はありません。
3年我慢とか時間の無駄遣いはやめて早々に転職するべきだと思います。